ワット・チャナソンクラーム寺院

Jan 23, 2022

チャナソンクラーム寺院は、第2級王立寺院で、種類はラーチャウォラマハーウィハーンです。昔はワットクランナ(水田の真ん中にある寺)という小さなお寺でした。ラーマ1世の統治時代に、ソムデット・ボゥオンチャオ・ マハスラシンハナット(ラマ1世の弟)は、モーン族の人々とモーン族の僧侶を集めてこの寺を与え、その周辺の地域に居住するようにしました。そして寺名をワット・トンプーに改名しました。これはアユタヤとロッブリー時代にモーン族の寺であったワット・トンプーを模倣しています。1785年から1787年の間にタイはビルマと戦争を行い、ビルマに3回勝利しました。ビルマとの戦争後、安定な時代に入り、ビルマとの戦争で重要な役割を果たしたモーン族の兵士への褒美として、ラマ1世が寺院をモーン仏教の宗派の中心に指定しました。そしてこの寺院は王立寺院として再建され、「ワット・チャナソンクラーム」(戦争の勝利)に改名されました。

チャナソンクラーム寺院にはウィハーンが無く、ウボーソットのみで建立された寺院です。ウボーソットの入り口には、かつて象の乗り場として使われていた場所があります。

ワット・チャナソンクラームのウボーソット

通常、ウボーソット(儀式ホール)の周りにセーマーが設置されておりますが、この寺院ではウボーソットの外側に設置されたセーマーは1つだけで、残りのセーマーは壁に埋め込まれているのが特徴的です。

ウボーソットに、プラピンガラウ(ラマ4世の弟)の遺骨およびワンナーという役職を務めた方々の遺骨が祀らています。

ウボーソットには仏像も祀られています。

ウボーソットの中の壁には、仏陀の一生の物語の壁画が描かれています。

一般的に、天女はカラーで書かれていますが、この仏陀の出家の壁画では白い線のみで描いており、肉眼では見えないけれども存在するという表現になっています。

アクセス

ワット・チャナソンクラームは、カオサン通りの近くにあります。プラアーティット船着場(Phra Arthit Pier)から徒歩10分です。MRTサナームチャイ(Sanam Chai )駅からタクシーまたはトゥクトゥクでもアクセスできます。

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